小さいお子様をもつママさん、パパさん、子どものおやつや朝食にジャムを使いたいけれど「砂糖たっぷりで虫歯が心配…」と悩んでいませんか?
最近は「砂糖不使用」のジャムも市販されていますが、砂糖を使っていないのにちゃんと甘いので、不思議に思ったことがあるかもしれません。
本記事では、砂糖不使用ジャムがなぜ甘いのかをやさしく解説し、白砂糖のデメリットや砂糖不使用ジャムを選ぶメリットについてもご紹介します。
さらに九州産の素材で作った人気の砂糖不使用ジャムの実食レビューもお届けします。
子育てをしながら健康にこだわる皆さまへ。ご家族で安心して選べる情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
砂糖不使用のジャムでも甘い理由

砂糖不使用ジャムが甘いのは、果物由来の糖分で甘みを補っているからです。
砂糖を加えていなくても、ジャムの主原料である果物そのものに果糖やブドウ糖などの天然の甘みがあります。
こうした「フルーツだけで甘くしたジャム」は「オールフルーツジャム」とも呼ばれ、砂糖不使用でも果実の甘みだけで美味しいと健康志向の消費者に支持されています。
また、砂糖の代わりに天然由来の甘味料を使うケースもあります。果汁以外に、はちみつやオリゴ糖シロップなど体にやさしいシロップを加えて甘さを調整します。
人工甘味料ではなく天然の甘味料を使うことで、自然な甘さに仕上げているのが特徴です。例えば後述するアンダンテのジャムではイソマルトオリゴ糖やフラクトオリゴ糖といった天然のオリゴ糖シロップのみを使用し、砂糖ゼロでも満足できるほのかな甘みを実現しています。
オリゴ糖は消化吸収されにくく虫歯になりにくい甘味料でもあり、子どもの歯にもやさしいのが嬉しいポイントです。
さらに、ジャムが甘い理由にはジャムの製法上の工夫もあります。ジャム本来の定義は「果物に砂糖を加えて煮詰めた保存食」で、砂糖を大量に加えることで食品中の水分を微生物が利用できない状態にし、腐りにくくしています。
砂糖不使用ジャムの場合、加える白砂糖はゼロでも果実や天然の甘味料が全体の約40~50%程度含まれるように作られるため、適度な甘さと保存性が保たれます。
日本農林規格では本来ジャムは糖度40度以上と定義されていますが、砂糖不使用ジャムでは果実糖でその基準に近い糖度を確保しつつ、レモンなどで酸味を調整して安全に長持ちするよう工夫されているのです。
そのため砂糖不使用ジャムでも開封前なら数ヶ月~半年程度の常温保存が可能なものが多いですが、開封後はできるだけ早めに消費し冷蔵保存するようにしましょう。
ただし注意点として、砂糖不使用だからと言って糖質ゼロ・カロリーゼロではないことは覚えておきましょう。果物由来の糖分が含まれる以上、食べ過ぎればカロリーオーバーになりますし、糖質の摂り過ぎは肥満につながります。
精製された白砂糖のデメリットも知ろう

ここで、なぜそこまで「白砂糖」を避ける人が増えているのか、精製された白砂糖のデメリットにも触れておきます。白砂糖は甘みが強く料理を美味しくしてくれますが、健康面では次のようなデメリット(弊害)が指摘されています。
虫歯のリスク
白砂糖は口の中でミュータンス菌など虫歯菌のエサとなり、酸を産生して歯を溶かします。特にダラダラと甘いものを摂る習慣があると、歯垢(プラーク)がベタついて歯に残りやすくなり、虫歯の発生リスクが高まります。
お子さんは自分できちんと歯磨きするのが難しいので、砂糖たっぷりのおやつばかり与えていると虫歯になりやすくなるのは明らかですよね。
栄養がない「空っぽのカロリー」
精製糖である白砂糖にはビタミンやミネラルなどの栄養素がほとんど含まれません。
一方で体内で分解する際にはビタミンB群やカルシウムを消費するため、砂糖の過剰摂取は体内のビタミンやカルシウム不足を招くとも言われます。
甘い物をたくさん食べる子どもがイライラしやすくなるのはカルシウム不足の一因とも考えられています。
肥満や生活習慣病のリスク
白砂糖は血糖値を急上昇させ、繰り返し大量に摂っているとインスリン分泌が追いつかず将来的に糖尿病を招く恐れがあります。
実際、近年は子どもの頃から甘い清涼飲料水やお菓子を習慣的に摂取することで小児肥満や糖尿病予備群になるケースも増えていると言われます。
WHO(世界保健機関)も1日の砂糖摂取は25gまでが望ましいと提唱しており、砂糖入り飲料1本で簡単にオーバーしてしまう量です。将来の健康のためにも、できるだけ普段から白砂糖の過剰摂取を控えることがすすめられています。
このように、白砂糖のとりすぎは虫歯から肥満・生活習慣病まで様々なリスクを高めます。特に小さなお子さんを育てるママなら、できる範囲でお菓子やジャムの「脱・白砂糖」を意識したいですよね。
砂糖不使用ジャムを選ぶメリット

では、砂糖不使用のジャムにはどんなメリットがあるでしょうか?健康志向のママにとって嬉しいポイントを整理してみます。
虫歯になりにくい
前述の通り白砂糖不使用ジャムは、果実の甘みやオリゴ糖などで甘さを出しているため、砂糖たっぷりのジャムに比べて虫歯菌のエサになりにくいです。特にオリゴ糖使用のジャムは歯に優しいので、子どもに与えても虫歯の心配が少なく安心できます。
糖分摂取を減らせる
普通のジャムは高糖度(糖度65%以上)のものも多いですが、砂糖不使用ジャムの多くは低糖度~中糖度(糖度40~55%程度)に抑えられています。
その分、カロリーや糖質摂取量を減らすことができ、家族の肥満予防や血糖値管理にも役立ちます。「ジャム=太る」というイメージを覆してくれる嬉しいメリットです。
素材そのままの自然な美味しさ
白砂糖の強い甘さがない分、果実本来の風味が引き立つのも砂糖不使用ジャムの魅力です。
果肉感やフルーツの香りがしっかり残っており、「まるでフルーツそのものを食べているよう」と感じる人もいます。ビタミンやポリフェノールなど果実由来の成分もそのまま摂れるので健康面でもプラスですね。
添加物が少なく安全
砂糖不使用ジャムは健康志向の商品だけあって、保存料や着色料などの添加物を極力使っていない商品がほとんどです。
果物と天然由来の甘味料、あとはレモンなど最低限の材料で作られており、「子どもに変なものは食べさせたくない」というママにもピッタリ。原材料表示を見てもシンプルだと、それだけで安心感があります。
罪悪感なく子どもにあげられる
上記のように虫歯や健康への配慮がされたジャムなら、子どもにパンやヨーグルトで食べさせるときもママは安心です。
「これなら安心」と思えるおやつを用意できることで、お母さん自身も満足感や自信を持てるでしょう。「体に良いものを選んであげている」という実感が、毎日の子育ての中でちょっとした自己肯定感につながるかもしれません。
SNS映えするオシャレ感
果肉たっぷりで素材感のあるジャムは、見た目も華やかで魅力的です。パンにたっぷり塗った鮮やかなジャムや、ヨーグルトにかけたフルーツソースのような演出は写真映えします。
実際、砂糖不使用ジャムを愛用するヘルシーママたちがInstagramに朝食やおやつの写真をアップしているのもよく見かけます。ヘルシーでオシャレ、そして美味しいとなれば一石三鳥ですね。
以上のように、砂糖不使用ジャムには家族の健康と笑顔に嬉しいメリットがたくさんあります。「でも具体的にどんな商品を選べばいいの?」と迷う方に、最後におすすめのジャムをご紹介します。
砂糖不使用・無添加にこだわる Andante(アンダンテ) のジャムたち

九州の豊かな果樹をぎゅっと凝縮し、“おなかにやさしく、歯にもやさしい” のが Andante のジャムシリーズです。
開発をしたのは現役の歯科衛生士と野菜ソムリエという異色タッグ。白砂糖の代わりに天然オリゴ糖シロップのみを使い、保存料・香料・着色料も一切不使用。素材と健康をとことん追求した設計は、どのフレーバーにも共通する大きな魅力です。
果実本来のとろみを生かすためペクチンさえ加えず、瓶を開ければフルーツそのものの香りと色がぱっと広がります。低糖度(約50%)だから甘さは控えめ。それでいて果肉はごろっと、風味は濃厚。パンやヨーグルトはもちろん、料理のソースにも使いやすく、“家族で毎日楽しめるごちそうジャム” としてリピーターが増えています。
Andanteのラインアップは、福岡県産「あまおう」の濃厚いちごコンフィチュールをはじめ、香り高いオレンジマーマレード、コク深いブルーベリージャムなど季節限定品を含めて豊富。どのフレーバーでも 砂糖不使用とは思えない満足感 が味わえます。
実食レビュー:九州産 ブルーベリージャム

瓶のふたを開けると、ブルーベリーの香りが。。
ブルーベリーってこんなに香りがするんだ、と爽やかな気持ちになりました。
スプーンで適量を小皿にわけたのですが、印象はトロトロというよりサラサラ。
ジャムってもっとゼリーみたいに固まっていると思っていましたが、その固定観念を覆されました。増粘剤(ペクチン)不使用とはこういうことかと。
そして、まずは定番のパンにぬって食べてみました。かわいらしくベーグルにぬって。

うん、おいしい。
ジャムというより、フルーツとしてのブルーベリーを食べているとう感覚です。
ガツンとくる甘さはなく、じんわりと広がる自然な甘みと爽やかな酸味が心地よい。これなら朝食に摂っても糖分を気にせず続けられそうです。
続いて、ヨーグルトにかけて食べてみました。

とろりとしたヨーグルトに、ブルーベリーの鮮やかな紫が溶け込んで、まるでカフェのデザートのような見た目。スプーンですくって口に運ぶと、ヨーグルトのまろやかさの中にブルーベリーの果実感がしっかりと感じられます。
甘さ控えめなジャムが、ヨーグルトの酸味と絶妙にマッチして、朝からカラダが喜ぶような一品に。グラノーラやナッツを合わせれば、さらに食感のアクセントが加わって満足感もアップ。
「甘さ控えめ=物足りない」ではなく、「自然な甘さ=心地よい」、そんな気づきをくれたブルーベリージャムでした。
実食レビュー:九州産 不知火オレンジマーマレード

こちらも瓶のふた開けると、柑橘の爽やかな香りがふわっと立ちのぼり、朝の食卓が一気に明るくなるような感覚。
喧騒とした朝の雰囲気が一瞬でやわらぎます。
そして定番のパンにぬって。

控え目に焼いたトーストの上で、マーマレードの黄金色がキラリと輝きます。
ひと口かじると、甘みの中に感じるほんのりとした皮のほろ苦さが絶妙です。サラダやゆで卵、チーズとの相性も抜群で、塩気と甘みのコントラストが味の幅をぐっと広げてくれます。
ただ甘いだけじゃない、奥行きのある味わい。
それが、このマーマレードの魅力です。
最後におすすめのアレンジ方法を。

小さじ1~2杯のマーマレードを炭酸水120mlに入れてのむと、果肉入りオレンジジュースの出来上がり。
ちょっとしたパーティーに出したら「映える」こと間違いなし!
添加物ゼロ、果実そのもののおいしさを感じられる手作りオレンジソーダ、ぜひ試してみてください。
本記事では〈砂糖不使用ジャムはなぜ甘い?〉という素朴な疑問からスタートし、果実や天然甘味料の仕組み、白砂糖のデメリット、ママ目線のメリットを順にご紹介しました。
最後に実食レビューでお伝えしたように、甘さ控えめでも満足感は十分。
体にやさしく、おいしく、しかも手軽そんな理想のジャムがあることを、ぜひ覚えておいてくださいね。